内戦に突入した近未来のアメリカを描く『シビル・ウォー アメリカ最後の日』【感想メモ】

Civil War
お読みいただく前に…

感想はネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。

目次

原題:Civil War

作品データ

  • ジャンル:戦争スリラー
  • 主な舞台:アメリカ
  • リリース:2024
  • 時間:1h 49m
  • キャスト:キルスティン・ダンスト(リー)ワグナー・モウラ(ジョエル)ケイリー・スピーニー(ジェシー)スティーブン・ヘンダーソン(サミー)
  • ディレクター:アレックス・ガーランド
  • IMDb:7.0
  • rotten tomatoes:81%

イントロダクション

内戦に突入した近未来のアメリカ。大統領が掟破りの3期目に突入し、独裁的な連邦政府に反旗を翻したテキサスとカリフォルニアが率いる反乱軍(WF)は、大統領がいるワシントンDCへ到達しようとしている。戦場カメラマンのリーとジャーナリストのジョエル、そしてリーの師匠サミーとリーに憧れる若手カメラマンのジェシーは、反乱軍が首都を占領する前に大統領へのインタビューを決行するため、NYからワシントンDCへ向かうことにする。

おちゃのま感想

すでにアメリカは内戦状態にあるという説もあるらしいので、空恐ろしい気持ちになりながらの視聴でした。特に独裁国家へ舵を切った大統領の設定は、2025年大統領に返り咲くかの人物を意識しての設定なのではないかと深読みしたくなります。

映画の内容は、NYにいる4人のジャーナリストが大統領のいるワシントンDCへ向かう道中を追うもので、内戦についての詳細な経緯などは描かれません。戦争映画というより、戦地をめぐるロードムービー。4人の命がけの旅を通して、内戦がアメリカにもたらしたものを描いた作品でした。

さて、映画であっても戦争を好まないわたしが「ここが良かった!」と感じた点は、キルスティン・ダンストが演じた主人公リー、彼女に尽きます。戦場カメラマンとして成功している彼女が自国の内戦を目の当たりにして見せるのは、カメラマンとしての野心ではなく疲弊感です。リーが醸し出す陰鬱な雰囲気から、分断された母国に絶望するリーの心の慟哭が聞こえてくるようでした。あの絶望感こそが、自己中心的な自由の解釈がもたらした結果を描いたこの映画のテーマのように思えます。

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