
感想はネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。
原題:Snøsøsteren(The Snow Sister )
作品データ
- ジャンル:ファンタジー
- 主な舞台:ノルウェー
- リリース:2024
- 時間:1h 36m
- キャスト:ユリアン(Mudit Gupta)ヘドヴィグ(Celina Meyer Hovland)
- ディレクター:Cecilie Mosli
- IMDb:7.0
- rotten tomatoes:ーーー
あらすじ
ノルウェーの作家マヤ・ルンデ(Maja Lunde)の児童書『Snøsøsteren』をもとにした物語。
長女を亡くしたユリアンの家は、まるで灯りが消えたようだった。クリスマスが誕生日のユリアンにとって、その日は特別な日。でも、今年は姉のいない初めてのクリスマス。悲しみが癒えないパパとママはクリスマスの準備もせず、ユリアン自身もどうやって姉のいないクリスマスを迎えればいいのか分からない。そんな中、ユリアンは底抜けに明るくおしゃべりな女の子ヘドヴィグと出会う。
おちゃのま感想
ネトフリのノルウェー映画。ネトフリによると“大人向けキッズ映画”。ということで、大人のわたしもガッツリ楽しめる内容でした。
大人なので、どうしても先々の展開が読めてしまうのですが、それでもラストは涙がほろり。
映画のテーマは、ヘドヴィグと出会ったユリアンが、いまを生きる大切さを思い出し、悲しみの中にいる両親を立ち直らせて前へ進んでゆく・・・といったもの。大好きな姉を亡くし、灯りが消えてしまったような暮らしの中で、もうすぐやってくるクリスマス&誕生日を楽しく思えない少年ユリアンと、とても楽しかった人生を手放せず旅立つことができずにいた少女ヘドヴィグに起きたクリスマスの奇跡。
相手の素性なんて関係なく、心を許し合う友達になってゆくユリアンとヘドヴィグを見て、少しばかりノスタルジックな気持ちになりました。「ああ、子供のころって、偶然であったまったく知らない子と、ちょっとしたきっかけや会話で仲良くなったなー」って。視線が合って、笑顔を返して、それでもう友達!そんな素朴な時代は人生の中で一瞬のこと。そんな隠しテーマもあるのかも、なんてことを考えたりしています。
奇跡的に重なったつかの間の時間を共有するかけがえのない友達になってゆくユリアンとヘドヴィグの物語がメインなのですが、実はわたしはユリアンの同じ学校の親友少年に心揺さぶられました。まったく目立たないし、登場するシーンも少ないのだけど。姉を亡くしたユリアンを案じる少年の気持ちが切なくて切なくて・・・。そりゃ、お天気の話しかできませんって。
この物語は、ノルウェーの作家マヤ・ルンデさんの児童書をもとにしたもので、ルンデさんも脚本家として作品に参加しております。なので、伝えたい世界観をそのまま描けたんだろうと思います。
雪深いノルウェーの小さな街で起きた、ささやかで大きな奇跡。
もしも、大切な存在が逝ってしまっても、心から消えることはない。
優しい涙とともに、すてきな余韻が残る映画でした。










