
感想はネタバレを含みます。あらかじめご了承ください。
原題:The Noel Diary
作品データ
- ジャンル:ホリデーロマンス
- 主な舞台:コネチカット周辺
- リリース:2022
- 時間:1h 39m
- キャスト:ジャスティン・ハートリー(ジェイク)バレット・ドス(レイチェル)
- ディレクター:Charles Shyer
- IMDb:6.1
- rotten tomatoes:73%
あらすじ
リチャード・ポール・エヴァンスの小説をもとにした物語
作家として成功し、愛犬エヴァと穏やかな日々を送るジェイクに、疎遠の母が他界したという知らせが入る。17歳で離れて以来、20年ぶりに足を踏み入れた家は、まるで混乱した母のようだった。そんな家の片付けをはじめたジェイクの前に、実母を探す女性レイチェルが現れる。レイチェルを産んだ母親は、その昔、ジェイクの家で乳母をしていた女性だった。
おちゃのま感想
この映画をチョイスしたのは『ノエルの日記』というタイトルから。シンプルで、それでいて素敵な物語を想像させるタイトルは、わたしの心の琴線に触れそうな物語を予感させます。
そんな直感を裏切ることなく、これは素敵なクリスマスの物語でした。すでに毎年恒例のマイホリデー映画リストに入っているくらい。
この映画の良き点は、ホリデーロマンスというジャンルでありながらも、主人公ふたりの恋愛模様をサイドストーリーのように描き、子供の頃に負った心の傷を癒やすことができないまま大人になったそれぞれの物語に焦点をあてているところです。なので、わたしが思うメインストーリーは、それぞれが過去と向き合い、傷を癒やし、前へ進む物語。
ジェイクの心の傷は、幼い頃に起きた家族の悲劇。長男の事故死を乗り越えられなかった両親は別れ、家を出ていった父に見捨てられたと感じながら、心が壊れた母のもとで成長したジェイク。一方、レイチェルの心の傷は実母を知らないこと。養子として愛されながらも、心に埋まらない穴があるように感じながら成長したレイチェル。
体でも心でも、傷など負わないほうが良いに決まってますが、痛みを知るからこそ相手に寄り添える。ジェイクとレイチェルの関係はそんなふうにはじまり、哀しい傷痕がふたりを結びつけたように思えます。
ジェイクは家を出ていった父の真意を知り、レイチェルも実母の哀しいまでの愛情を知り、心にあったしこりを捨てたふたりは前へ進み始めます。答えを探す旅をしながら、互いを愛するようになるふたり。そんなふたりのその先の物語を見たいと思うのはわたしだけではないようです。続編への期待が高まってるらしいのですが、もとになった小説の“ノエルシリーズ”は、それぞれ独立したエピソードということで、ジェイクとレイチェルの物語は映画の通り・・・とのこと。
作品全体を彩る優しさ、主演のふたりが醸し出す素敵な空気。特に気に入ってるのは、売れっ子作家のジェイクの嫌味のないところ。「こんな人、現実にはいないよね(涙)」・・・なんて思いながらも、なんども見たくなる。出会えてよかったと思える映画です。










